はじめに
最近つくった曲を聴いて欲しい。
ドラムトラックの作成からマスタリングまで6時間。多分、前のやり方だったら1週間くらいかかっていたと思う。それが変化したのは慢性疼痛を抱えながらも音楽をやるためにいろいろとやり方を変えたからだ。
これまでの記事で書いたようにワイには慢性疼痛という持病がある。昔は楽器演奏もバリバリやって、DTM(音楽制作)をしたりしていた。数年前から症状が酷くなってから殆どしていなかった(できなかった)のだ。
ただ、ようやく治療の甲斐あり、少しの間であれば集中してデスクの前に座っていられることもできるようになった。
そこで、仕事に関することや図面作成のお手伝いを再開するとともに、音楽制作も再開することにした。
再開にあたって買い換えたソフトウェアや機材、それを使用した上で感じたことを書いていく。
買いかえたもの
- 1.DAW:これはDigital Audio Workstationの略で、パソコンで作曲・編曲などの音楽制作を実現するソフトウェアの名称だね。もともとはDP7を使っていたんだけどOSのアップデートにより使用できなくなっていた。そこで、Ableton Live11というDAWにかえた。
- 2.オーディオインターフェイス:オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器だね。スピーカーから音を鳴らすのにも必要。これをmotu828から同じくmotu m4に変更。
- 3.コンパクトなMIDI鍵:88鍵の古いタイプからAkai Pro MIDIキーボードコントローラー ミニ25鍵に変更して、より簡単に入力できるようにした。
- 4.各種プラグイン :Synthesizer V(音声合成ソフト)やiZotope製品(Ozone等のマスタリング系)、Arturiaの V Collection9 etc
- 5.サンプリング のパッケージ:いわゆる音の素材を集めたものだね。
びっくりしたこと
- DAWの変更・進化により操作性が飛躍的に向上→Ableton Live11がループものや電子音楽に強みがあるってのもあるかもしれないが、直感的に作業できる。そして、欲しい機能は大体揃ってる。結果的に作業効率がめちゃくちゃに上がった。ちなみに、サポートも神レベルで対応が良い。
- 人工音声合成ソフトの進化→もはや人間www。ベタ打ちで各種パラメーターを少しいじるだけで欲しいトーンがでてくれる。細かい調声は一切不要、、、。すごいよ本当に。
- マスタリング系ソフトウェアの進化→マスターにプラグイン を挿して曲を再生すると、いい感じでミックスしてくれる。昔は細かくEQいじったりCOMP調整したりしてたけど、自分が求めるレベルとしてはそれも不要。
- PAD を叩くのが楽しい→ドラムを指で、、?最初は抵抗あったけど楽しい。むしろ今はこっちの方が主流になりつつある感も否めない。
音楽制作でやり方を変えたこと
自分が注力したいのは、リズム・メロディー ・ハーモニーの3要素と音色(トーン)選択、あと歌詞。それ以外のところはできるだけ効率化を図るようにした。他の記事でも書いたけど選択と集中。任せるところはもう文明の利器に頼る。神様、仏様、AI様である。
例えば分散和音も自分で考えないでソフトウェアに任せてみる。すると、自分では選ばないテンション音や選ばないシフトの仕方をしてくれるので、逆に教えてもらっている感じだ。
ソフト使用による偶発的なフレーズの発生も自分の音として受け入れていけるとすごく面白い。
じゃあ全部機械に任せちゃえばいいってことになるんだけど、そうじゃないんだよな。何かに感動したりそれを伝えたいと思うことは人間の特権だと思うから。
さいごに
SNSを見てる感じだとあんまりアナログ楽器を始める若い人達は少なくなっている気がする。中学高校でギターを始めたりする人数は減っているんじゃないかな。あとドラムを始めるよりPADを始めるとか、、。
ぜんぜんそれでもいいんだけど、実際に演奏するのは楽しいやで!
みんなお茶の水でギター弾こうぜ!!
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