音楽配信をしようと思ったきっかけ
1年半くらい前から作曲を本格的に開始して、曲が十数曲完成した。結構たまってきたなぁと感じていた。
たびたびyoutubeにはアップロードしていたものの、違う形でいろんな人に聴いてもらいたいと考えた。本当にふいに。
もうひとつ、音楽製作でお金を稼いでみようと考えた時に、「ポートフォリオ」がないと作風が伝えられない。当たり前田のクラッカーだけど。
SNSで仕事を募集するにも、作家事務所やレーベルに応募するにも、ポートフォリオは必須。相手の立場に立つと、どんな曲がつくれるか分からない人に依頼をしようとは思わないだろう。
lostageみたいにCDやレコード制作をハンドメイドでしてみたいと考えたが、知り合いに相談してみるとコストと手間の面で負担が大きそうだった。
なので、まずは配信してみて、そのあとフィジカルなものを作ってみようと考えた。
でも、どうやって曲を配信すればいい?
検索でヒットしたのがTuneCoreだった。
TuneCoreとは?
TuneCoreは、アーティストやミュージシャンが独立して自分の音楽をデジタルプラットフォーム(例えばSpotify、Apple Music、Amazon Musicなど)で配信できるサービス。
TuneCoreを利用すると、アーティストはレーベルに所属せずに、自分の楽曲を多くの音楽ストリーミングサービスやオンラインストアに配信できる。
TuneCoreのメリット・デメリット
メリット
- 100%の収益受け取り
- TuneCoreを利用すると、配信先のストリーミングサービスやオンラインストアから得られた収益の100%をアーティストが受け取れること。
- 広範な配信先
- TuneCoreはSpotify、Apple Music、Amazon Music、YouTube Musicなど、数多くのデジタルストアやストリーミングプラットフォームに楽曲を配信できる。
- 権利保持
- アーティストは作品の権利を100%保持します。
- 簡単なリリース
- TuneCoreは初心者にも使いやすいプラットフォームであり、簡単に楽曲の配信を行えます。登録やアップロードの手続きもシンプル。
- 収益レポート
- アーティストは配信楽曲のストリーミング数や収益の詳細なレポートを受け取ることができ、パフォーマンスを把握するのに役立つ。
デメリット
- 固定料金
- TuneCoreはリリースごとに固定の配信料が発生します。楽曲やアルバムを配信するたびに料金がかかる。毎年更新料も発生するため、売上が少ない場合はコスト負担になる可能性がある。
- プロモーションは自己責任
- TuneCoreは単なる配信サービスであり、プロモーションやマーケティングはアーティスト自身で行う必要がある。
- 競合が多い
- TuneCoreを通じて楽曲を配信するアーティストが多いため、特に新しいアーティストにとっては、目立つのが難しい。
- 年間更新費
- アルバムやシングルをリリースすると、その配信を維持するために毎年更新費がかかります。音楽が多く配信されると、その分年間費用も増加します。
TuneCoreを使ってみてどうだったか?
必要な手続きが意外とシンプルで、Spotify、Apple Music、Amazon Musicといった主要なプラットフォームに一括で配信できること。
面倒臭くないことが最大の優先順位になる自分にとってこれは最高だった。
収益については、もちろん、「やったぜ不労所得!」みたいなことにはもちろんならない。けど、更新費や新しい曲の登録費をさっぴいてもブラックサンダーを500個くらい買えるくらいの金額は残った。
でもやっぱり一番の成果は、「ポートフォリオとして使える」という点だった。依頼者に作風はこんな感じですとリンクを送る。それだけで、自分の作風や音楽のクオリティを簡単に示すことができる。
そして、もう一つ意外だったのは、再生回数が予想以上に伸びたこと。日本をメインに考えていたけれど、海外のリスナーもそこそこいた。それは多分Upworkでの活動も関係していると思うんだけど。(Upworkについては別途記事にします)
まとめ
音楽制作をしている人は、音楽配信をして損はないと思う。
どこのディストリビューターでもいいけど、TuneCoreはとにかく手続きと管理がラク。
最後に、リンクを貼っておくので聴いてくれたら泣いて喜びます。
ジャケットを制作してくださったかたも素晴らしすぎるので、ぜひリンク先で作品集をご覧になってください。
どんな気持ちでどんな曲を作ったかはまた別の機会に。
ジャケット:Sayuri Fujimaki
ジャケット:生活
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