はじめに
今回は顎関節症の症状と治療について書いていくね。ちなみにワイは歯医者を14回変えたことがあるから、エリート患者なのだ 笑
何か気になることがあれば気軽にコンタクトをとってほしい。
あ、口腔内の写真があるから気になる方は飛ばしてね。
顎関節症とは
顎関節周辺に痛みや違和感、音が出るなどの症状が現れる疾患のこと。顎関節は、顎の動きを制御し、噛む、話す、あくびをするなどの機能を担っているね。
やっかいなのは、その不調が顎周辺にとどまらず、頸や肩の痛み、不定愁訴に関連している可能性が非常に高いこと。
「関連がある」と断言できないのは、原因が多岐にわたることや、研究がそこまで進んでいないことが考えられる。
仲良くなった歯医者さんに伺うと、顎関節症に本気で向き合うと、やっかいな患者と付き合うことになるし、治療としても全然儲からないから、やりたがらない治療院が多い、とのことだった。
ワイの顎関節症の症状
ワイの場合は発症は十数年前だった。例に漏れず顎が痛い、頭痛がする、咀嚼の際に痛みが走る、そして「咀嚼時になぜか左足が痺れる」という症状が現れていた。パルプンテ症状である。本当に意味がわからない。ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすみたいな感じなんだろうね。
以下に矯正前の写真を載っけるね。(閲覧注意)
見てもらえばわかるように、上の歯並びに対して下の歯並びが前方にずれている噛み合わせの状態となっている。これをAngle 3級というらしい。
それで、顎関節症治療をうたうクリニックにメール相談をして、受診し、歯科矯正することとなった。方針は、下の4番(小臼歯)を抜歯して歯列弓を狭くしてスペースを埋めるとのことだった。
高額な費用
歯科治療には高額な費用がかかる。別の記事で、持病への治療にかかった費用はトータルで1600万ほどと書いたが、大きな割合を占めているのは歯関連。
持病については以下をよんでね。
スプリントを作るのに数十万、歯科矯正に数百万、月々の調整に数万、これで転院などもする倍々ゲームになっていくのだ。
しかも、当初の計画であった期間を大幅に超えることもざらにあり、費用も重なり、症状もおさまらないなどで、医師への不信感が増し、歯医者難民が増えることとなるのだ。
抜くべきか抜かないべきか、切るべきか切らざるべきか
これはワイの経験と集めた情報から言えることだが、切らないで済むものは切らない方がいい、抜かないで済むものは抜かない方がいいということだ。
ワイの場合は、最初の矯正歯科で下の4番(小臼歯)を抜歯して歯列弓を狭くしてスペースを埋める途中だったのだが、元の状態に戻して、インプラント を入れた方がいいということになったのだ 笑
まじでやってられない、、ありえへん、、、
その時点で最初の矯正歯科に300万くらいはつっこんでたからね、、
良心のある医師は、だいたいの方が、自分の身体に元々備わっている部位をむやみやたらに侵襲するような治療はしない。
ただこれは症状がボーダー上にあって、どちらも選択できるという場合に限って、明らかに異常な状態にあるときは、高度に侵襲的な治療も必要なのだとは思う。
手術適用がそうでないかは、診察に行けば分かるから(かかりつけで対応してなければ大病院に紹介状を書いてくれる)
歯医者もいろいろ
審美歯科をうたうところもあれば、
Oリングテストによる矯正をうたうところもあれば、
より簡易なインピザライン矯正をうたうところもある。
(Oリングテストは、アレルギーや食物不耐症などの疾患の診断に用いられる検査法の一つだよ。患者に嫌な感覚があると力が入らなくなったりネガティブな反応がでるから、それを利用した検査のことね。)
ただ、顎関節症の治療や、自律神経・不定愁訴との関連を研究しながら治療している歯科医はほんの数%だと思う。さっきもいったけど儲からないからね。あと患者からのクレームも多いから。
あとこれは超個人的な見解なんだけど、バブリーな小物を身につけていたり、SNSがやたらキラキラしている歯医者は避けておいた方がいい 笑
歯医者選びについて
ではどういう歯医者を選ぶべきなのか?
①精密検査ができる
キャディアックスやセファロ分析(顎の動きや骨格を数値化・座標軸化してくれるよ)とか、色々な検査分析方法があるのだが、それを基に治療計画を作成してくれる。口腔内の虫歯菌や歯槽膿漏菌のチェック(これはマストではないと思うけど、治療に確実に影響する)
②初診の段階で症状の原因分析、あるいは簡易治療による症状緩和ができる
本当に優れた歯医者は、その症状どういった原因で発現しているかを推察できる。また、簡易的に歯の高さを嵩増ししたりして(可逆的に)症状が緩和させることができる。やってみないとわからない、削ってみないとわからないと言われた場合は要注意。
③ ファーストインプレッション
一度始めたら基本的にはやめられないから、「この人なら委ねられる」と最初に感じられるかどうかが重要。職人気質を持った医師が良いと、個人的には感じている。
歯と不定愁訴
この関連性についてはまだ分かっていない部分も多いらしいが、関連性を示す論文はいくつか出てるね。
例えば、マウスの歯槽骨に電気信号を流すとどうなるか、抜歯するとどのような挙動を示すか、、。他にも顎関節症の治療による体重適正化と消化器症状の緩和とかね、、。
さいごに
読んでくれてありがとう。もし、同じような悩みを持っている方がいたら気軽に連絡してほしいのだ。
はじめにも書いたけど、歯医者を14回変えた患者の中の患者、エリート患者だから、、、
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