私立大学職員を半年で辞めた理由【Part1】 | 年収・試験・倍率

大学職員
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はじめに

東京の某有名私立大学に大学職員として勤めていた時の話をします。

このニッチな職業についての情報は限られていると思うので、興味がある人の参考になればと思い、書き残しておくことにしました。

なぜ転職したのか

転職する前は、関西の大手電機メーカーに勤めていました。

ちょうど会社の経営が傾き、海外の企業に買収されていた時期。

ボーナスが満額でない時期が数年続き、先も見えない。

自分の中では、太陽光発電システムに関してもやり切った感もではじめていました。

資格も電験やエネ管、簿記、TOEICなど色々と持っていたので、

なにか自分のこれまでの人生に関わりのあることで、

これまでの経験に通じる何かで、多様な職種に関わりたいと考えていました。

自分は若い頃は教員になりたいと思って教職もとっていたので、

「人が育つ場所で、いろいろな職種を経験して、それぞれの専門性を深めながら働いてみたい」

と思い軽い気持ちで試験を受けてみることにしました。

試験について

条件は、大卒であること、および着任時に30歳以下であることだったと記憶しています。

エントリーシートは4月提出、5月~8月に選考があり、10月1日より勤務開始といったスケジュール。

◽️エントリーシートについて

勤務していた一校しか提出していないので他はわかりませんが、A4の両面論文に志望動機や自己PRなどよくある項目を記入して提出しました。

◽️一次面接について

面接官2人。30分。自己PRや志望動機などの確認。世間話。

◽️二次試験について

うる覚えですが、筆記試験のみでした。

大学の講堂で、学園紹介のビデオを見た後、筆記試験。

SPIではなく、独自性のあるものだったと記憶してます。

英語、数学、論文、あと学園の創始者の名前を答えるみたいな試験。

◽️三次試験

面接官5人。45分。

自己PRや志望動機などの確認。世間話。どんなことをやってみたいか、など。

他にどこを受けてるのかなど。

◽️最終面接

面接官は理事長や事務長でした。20分くらいで終わった記憶があります。

一週間後くらいに内定連絡。

あとから聞いた話だと、倍率は200倍程度だったそうです。

同期について

同期は7人ほどいました。

みんな中途で、銀行、公務員、食品メーカーなど色々な業界でした。

バックオフィス系の職種経験者も多いんだなぁと感じました。

良かったこと

良かった点を書きますね。

1. 基本的にいい人が多い

→ 全体的に、穏やかで良い方が多い印象。いまでも連絡を取り合ったり飲んだりする人は結構います。

2. 給料が高い

→ 大手企業と比較しても、業務内容に対する給与水準は非常に高いと感じます。俸給表を見る限り、役職なしでも余裕で40歳で一千万は超えます。

3. 休みが多い

→ 休暇は多めで、特に夏季休暇や年末年始休暇はかなり長めに設定されています。

4. ノルマがない

→ ノルマは基本的に存在しません。今後どうなるかは分かりませんが、現状でも志望者は多く、積極的な営業活動をしなくても学生は集まります。

悪かったこと

次に悪かった点。(個人的な感想)

1.汎用的なスキルが身につきにくい
→学校法人特有の業務が多く、他業界で通用するスキルはあまり得られないと思います。専門的な知識や技術が要求される場面も少ないため、将来への不安を感じやすい。ただし、情報システム部門や管財部門など、一部の管理職ポジションでは、比較的汎用性のあるスキルや経験が積めるのでは、、。

2.特殊な人間関係が存在する
→自大学出身の職員や地元の有力者の子どもなどが一定数おり、閉鎖的で独特な人間関係が形成されています。そのため、組織内の自浄作用が働きにくく、価値観が合わない場合は居心地が悪くなることもある。

中には、過去にパワハラで職員を辞めさせたことを武勇伝のように語る方もいました。

あとは、教員と職員はお互いにお互いを見下し合ってる感はあるような気がしました。また、お偉いさんの愛人が派遣として入っていて、、、以下略

3.若手職員の離職率が高い
→若手の離職率は高めで、原因と結果のどちらが先かは一概に言えません。実際、自分より3年ほど前に入職した世代では、それぞれ半分以上がすでに退職し、多くが元いた業界に戻っていっていましたね。

まとめ

総じて良い職場だと思います。仕事もプライベートも両立させたい女性にとっては特に良いのでは。

本人がどう生きていきたいと考えるか。

そういったスタンス次第ですね。

当時のメモやボイレコを見返したら色々思い出したので、複数回に分けて書いていく予定です。

もし、最近も色々とメッセージをいただいておりますが、個人的に何か聞きたい人がいたら、お気軽にご連絡くださいね。

できる範囲でお答えいたします。

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この記事を書いた人

白晝堂々(はくちゅうどうどう)

作編曲家。アルバム「But BLUE」配信してます。(https://linkco.re/rZNqUtNB)

電気主任技術者、エネルギー管理士、技術翻訳など海外関係の仕事もしてます。
YNU→電機メーカー→自転車操業マン お気軽にご連絡くださいませー

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